2013年6月30日日曜日

好き勝手見放題

6月最後の日。
夏前の単衣最後の日でもありました。

横浜そごう新都市ホールで、きもののやまとさんの催事があったので行ってきました。
二年前、同じイベントで、赤城紬とのご縁をいただいた青柳さんも来場なさっていたので、着物はもちろんこちら。
こげ茶、または濃い紫にも見える”ほぼ”無地の赤城紬です。ほぼ、というのは、下前の裾に絞り染めで瓢箪の柄が入っているので、歩くとチラッとそれが見えて、分かる人には分かる、という非常にマニアックなお洒落具合。
帯は、シロクマとペンギン柄の夏帯です。やまとさんは、フォーマル寄りに強いので、こんな遊び全開の帯をしてくる人は珍しかったらしく、いろんな方に突っ込まれました。可愛い、といってくださるお客さんもいて、こういう遊び心が広がったらいいなぁ~と思ったり。
安くても、楽しく着物を着られたら私は満足なので、ウン十万する帯も、ポリエステルにプリントのこの帯も、どちらも大事なんですね。

今回は、本ビロードや、輪奈織りの織り方を教えていただいたり、米沢織のブースでダウンを織り込んだ紬を見せていただいたり、糸に縒りをまったくかけずに織り上げた「絲織(いとおり)」という光沢が素晴らしい織物を見せていただいたり。
ダウンの紬は素敵でした。五倍子(ごばいし、ふし)で染めたブルーグレーに、ダウンがふわふわと織り込んであって。あんなコートあったら暖かそう~。
五倍子は、昔はお歯黒にも使っていたそうですが、染めると青みがかったグレー、紫よりの黒が出て綺麗です。「これが五倍子だよ」と、瓶に入った五倍子を見せていただいたんですが、土が付いた木の実の殻のようなものがごろごろはいっていて、「根っこですか?」と聞いたら、驚きの説明が。木にアブラムシがつくことによってできる”虫こぶ”、なんだそうです。匂いを嗅がせてもらったら、生薬や漢方薬のような香りでした。あれから色が取れるなんて不思議~。

今回は早々に、買えません!といったお蔭で、もう好きなだけ見ていきな~と解放していただいたので(笑)好きなものを好きなだけ見せていただいて触ってきました。好き勝手にさせていただいてありがとうございました~。

2013年6月17日月曜日

はたらきたい展。

ほぼ日刊イトイ新聞による『はたらきたい展。』に行ってきました。場所は、渋谷パルコパート1のパルコミュージアム。今日が最終日でした。

ほぼ日に通い始めたのは、大学生の頃なので、もう10年以上前ですね。
学生になって、パソコンにようやく触るようになりました。学生向けのマンションだらけだった地域に、一人暮らしをしていて、ケーブル経由でインターネット無料!なんていう物件だったものですから、暇があればネットしているような感じでした。
何がきっかけでほぼ日を知ったのかは、もう忘れてしまいました・・・ジブリ関係のコンテンツかなぁ・・・その頃購入した、ハラマキや、やさしいタオルや、パーカーなんかは今でも現役だったりします。面白い人や活動も教えてもらったり、面白いと思っていた人が、ほぼ日で取り上げられたり、なにかと楽しませていただいてます。
そのほぼ日が、どんな風に仕事して、お金を稼いで、事業をする、ということをしてきたのかが展示されていたり、いままで取材した仕事をする人たちの展示があったり、というのが今回のイベント。

私的メインイベントは、気仙沼ニッティングのカーディガン『MM01』を観ること!
MM01は、気仙沼ニッティングのために作られた、三國万里子さんデザインのアランのカーディガンです。
一番最初に公開された、MM01は生成りでした。綺麗な編地に、ステキだな~とは思っても、自分が着たい色ではなかったのです。でも、紺色のMM01の写真がアップされたときには痺れました。
カーディガン見て痺れるなんて!深い紺色に、くっきり浮かんだアラン模様。抽選販売ですし、お値段ももちろん大量生産の比ではないです。一生目の前で見れないだろうと思っていた、憧れのカーディガンが生で見られるんだ!と思ったら、もう会場に行くしかなかったのでした。
写真撮影可だったので、目にも焼き付けつつパチリ。
一瞬、黒?と思ってしまうほど濃い色でした。多分、展示されていたのが紺だと思うのですが(自信なし)。HPのほうが、綺麗な紺色が見れますね。
触りたくなる(展示品なので、お触り禁止でした)ような、一見して分かるほど柔らかな毛糸で編まれていました。毛糸くずでもいいから、置いておいてほしかった(笑)糸は、京都のアヴリルさんが、このカーディガンのために作り上げたものなので、どんなに良い毛糸を買ってきて、模様を真似てそっくりに編み上げても、このカーディガンにはならないでしょう。
見れば見るほど、素敵なカーディガンで、周りの方に申し訳なくも、しばし凝視してしまいました。これはもう、好きな反物に出会ってしまった時に近い感覚で、夢に見続けるんじゃないかと思います。

会場は、最終日だからか、結構な賑わいで、私的メインを堪能したら、もう満足してしまって(笑)99の言葉の中から、一つだけ、戒めのようで気に入った言葉をいただいて帰ってきました。みうらじゅんさんのコーナーには近づけなかったなぁ~。
いただいてきたのは、翻訳家の池田真紀子さんの言葉。
「会心の訳なんて、一冊にひとつ、あるかどうかです。」

パルコを出た後は、ふらふらお買い物。
Francfrancで深めの計量スプーンセットを見つけて、購入したり。おやつ作りに、欠かせないのですが、深めのステンレスのものを探していたのです。
それから、ヒカリエに行って、チャイ・スパイスを見つけたり、大好きな甘酒に古代米の入ったものがあったので買ってしまったり。チャイ・スパイスは、日頃のお茶に混ぜて使う予定で、甘酒は飲むのももちろんですが、クッキーにする野望があります。むふふふ。

昼間の陽射しは厳しかったですが、日陰で、風が吹けば涼しかったので、そんなに汗だくにならずに済みました。出かけるまでは、夏物着てしまおうか迷ったのですが、なんとか単衣で。
野蚕糸を入れた無地紬に、帯は麻帯です。
芥子の帯締めできりりっと。帯と小物は、もう夏物にしています。
あと二週間もすれば、本格的に夏着物のシーズンになってしまいますね。早いものです。

2013年6月9日日曜日

とおり風

散歩がてら買い物にでも行こうかな~と思っていたら、
着物と夏の襦袢が仕立てあがりましたよ、と着物屋さんから連絡が。

昼過ぎに買い物に出て、そのまま着物屋さんにも寄ることに。
ひさしぶりの単衣の軽さに、少し戸惑いましたが(なんだか心許無い)、やっぱりもう夏が近づいていますね~歩くとさすがに暑い!曇りがちで風が涼しかったので、袖を抜けていく風がありがたかったです。

古本屋さんで気になっていた本見つけて買ったり、お菓子作り用に欲しいと思っている無印良品のボウルをじっくり眺めてみたり(まだ買わない)してきました。無印のボウル、深めで大きさが丁度いいのです。
着物屋さんでは、引き取りだけではなくて、お召しの反物がたくさん来ていたので、見せていただいたり。好みのものもありましたが、今はムリ~。まさに、「無い袖は振れない」のです。

さて、6月2週目にして、ようやく袖を通せた単衣はこちら。
紺の子持縞にトンボの柄が入っている塩沢紬に、帯は生紬地に型染めしたものです。
長襦袢はもう麻を着ています。たくさん歩いて汗をかいても、お家で洗えるので安心です。
今年は、洗える加工の絹の長襦袢も買いました。絽ではなく紋紗、流水の柄でクリーム色のものです。これで夏に毎日着物を着ても大丈夫そうです♪