夏前の単衣最後の日でもありました。
横浜そごう新都市ホールで、きもののやまとさんの催事があったので行ってきました。
二年前、同じイベントで、赤城紬とのご縁をいただいた青柳さんも来場なさっていたので、着物はもちろんこちら。
こげ茶、または濃い紫にも見える”ほぼ”無地の赤城紬です。ほぼ、というのは、下前の裾に絞り染めで瓢箪の柄が入っているので、歩くとチラッとそれが見えて、分かる人には分かる、という非常にマニアックなお洒落具合。
帯は、シロクマとペンギン柄の夏帯です。やまとさんは、フォーマル寄りに強いので、こんな遊び全開の帯をしてくる人は珍しかったらしく、いろんな方に突っ込まれました。可愛い、といってくださるお客さんもいて、こういう遊び心が広がったらいいなぁ~と思ったり。
安くても、楽しく着物を着られたら私は満足なので、ウン十万する帯も、ポリエステルにプリントのこの帯も、どちらも大事なんですね。
今回は、本ビロードや、輪奈織りの織り方を教えていただいたり、米沢織のブースでダウンを織り込んだ紬を見せていただいたり、糸に縒りをまったくかけずに織り上げた「絲織(いとおり)」という光沢が素晴らしい織物を見せていただいたり。
ダウンの紬は素敵でした。五倍子(ごばいし、ふし)で染めたブルーグレーに、ダウンがふわふわと織り込んであって。あんなコートあったら暖かそう~。
五倍子は、昔はお歯黒にも使っていたそうですが、染めると青みがかったグレー、紫よりの黒が出て綺麗です。「これが五倍子だよ」と、瓶に入った五倍子を見せていただいたんですが、土が付いた木の実の殻のようなものがごろごろはいっていて、「根っこですか?」と聞いたら、驚きの説明が。木にアブラムシがつくことによってできる”虫こぶ”、なんだそうです。匂いを嗅がせてもらったら、生薬や漢方薬のような香りでした。あれから色が取れるなんて不思議~。
今回は早々に、買えません!といったお蔭で、もう好きなだけ見ていきな~と解放していただいたので(笑)好きなものを好きなだけ見せていただいて触ってきました。好き勝手にさせていただいてありがとうございました~。